Behind of HUMAN “人間”とは。
JCDNの国際ダンス・イン・レジデンス・エクスチェンジ・プロジェクトの第二弾は、韓国を拠点に活動するアーティストJung Young Doo氏を迎えて、福岡で作品を作り上げる。今回はひとつのテーマのもとに、ダンス、演劇、美術、音楽、映像、テキストなど様々な分野からアプローチし、人間を形成している思想、肉体、感情など全てを掘り下げた作品作りを目指す。
コンセプトは“HUMAN”。一人の人間を形成している、国籍、言語、感情、感覚を超えて、一個人として人間と向き合う。もちろん、簡単なことではない。だが、表現者・アーティストであるからこそ、その壁を越えられるのではないか。Jung YoungDoo氏は、一人の人間として、日本と、福岡と、そしてそこに存在する土地、風土、歴史、そこに住む人々と向き合い作品に仕上げていく。このプロジェクトで作り上げるものは、作品であり、思想でもある。全てをフラットにし、ただそこに在る人間だけを見つめていく。
2007「博多灯明ウォッチング」ショーイングより
振付:チョン・ヨンドゥ
演劇を学んだのち舞踊を学び、振付家・ダンサーとして韓国を拠点に世界各地で活躍。
2004年「横浜ダンスコレクション」にて、横浜文化財団大賞ならびに駐日フランス大使館特別賞を受賞、フランス国立トゥルーズ振付センターにて研修する。
「京都国際ダンスワークショップフェスティバル」での講師、松田正隆演出の演劇作品『ディクテ』出演など日本での活動多数。
福岡での活動は2007年「博多灯明ウォッチング」でのワークショップ&ショーイング、2008年「アジア・コンテンポラリーダンス・ナウ!」出演につづき3度目。
Doo Dance Theater主宰。
音楽
パク・ジェロク
Park Jerok
俳優
美和 哲三
Miwa Tetsuzo
ダンサー
伊藤 大輔
Itoh Daisuke
ダンサー
緒方 祐香
Ogata Yuka
ダンサー
コン・ヨンソン
Kong Youngsun
ダンサー
末永 クレア
Suenaga Claire
ダンサー
チョ・ヒョンジョン
Cho Hyeoungjun
1984年生まれ。ダンサー。ソンキュンカン大学卒業。Doo Dance Theaterのメンバーとして活動。「A Seventh Man」(2010年)、「プロメテウスの火」(2012年)などに出演。
ユースダンサー
イ・ソンジン
Lee Sunjin
ユースダンサー
松井 英理
Matsui Eri
美術
田中 千智
Tanaka Chisato
空間デザイン
津田 三朗
Tsuda Mitsuo
映像
泉山 朗土
Izumiyama Rodo
1974年東京生まれ。福岡在住。武蔵野美術大学卒後、現代美術作家、柳幸典に師事。2004年より映像プロダクションとしてドキュメントやCG映像制作のほか美術館向けとして日比野克彦や中ハシ克シゲなどの記録映像を制作。近年、SUSANNORRIE の映像作品の撮影監督としてヨコハマトリエンナーレ2011、Edinburgh International Festival 2009などで発表。
テキスト
嶋田 絵里
Shimada Eri
地域文化誌「西日本文化」編集デスク。佐賀県生まれ、福岡県育ち。九州大学農学部林産学科卒。学生時代は木材の研究をしていたが、卒業後は編集の道へ。経済情報誌、子育て情報誌と渡り歩き、2007年「西日本文化」の編集者に。現在、同誌で九州の職人を取材しエッセイを連載中。
テキスト
筒井 亜耶
Tsutsui Aya
編集者・ライター。舞台情報誌「THEATER View FUKUOKA」発行人・編集長。福岡県出身。広告制作に携わりながら、2006年「シアタービューフクオカ」を創刊。演劇・ダンスなどの舞台作品、映画など文化・エンターテインメントの分野を中心に編集・ライティングを手がける。
日本経済新聞にて劇評を連載中。
通訳
文 芝瑛
Moon Jiyoung
釜山大学校美術学科にて学士・修士(彫刻専攻)を取得し、九州大学芸術工学府にて修士・博士課程(単位修得退学)。現在、日本アジア現代彫刻会会員。福岡を拠点に作家として活動。多数の展示に参加。福岡インディペンデント映画祭アートディレクター。アジアフォーカス・福岡国際映画祭、韓国語通訳。